家具展示会とインテリア視察
福岡県大川市で行われる大川家具新春店に行ってきました。
三島家具では沢山の家具ブランドを取り扱っております。その中でも九州のブランドが年々増えてきています。毎年、大川新春店に、目利きのあるバイヤーと販売スタッフで沢山の中からセレクトし仕入れをしています。自分達が「これ!良い」と思う商品で三島家具らしさがあるものに出会えるが楽しみでした。
カタログでしか見たことのない商品に実際触れることがでましたので幾つか紹介します。
▮そもそも、なぜ大川家具が有名なのか?
河川による水運に適した筑後川と有明海、さらに貿易の中心となる港を近くに有するという条件にめぐまれ栄えていきました。特に筑後川を利用した物流は当時困難であった重い木材資源の運搬を可能にし、林業・木材加工・船大工といった木材の物流ビジネスが発展していきました。
大川家具は福岡県大川市で生産される家具で、その品質やデザイン、伝統性などが評価されています。
▮大川家具のルーツ
時の将軍足利義晴の弟に榎津久米之介という人物がいて、兄の戦死後に僧として出家をし、筑後に「願蓮寺」を設立。同時に地元の船大工たちの技術を活かし「指物つくり」を始めさせたため、これが大川家具の原点になったと言われています。
そこから時代は明治~戦前の日本の木工・家具づくりはさらに成長を遂げ、(物にもよりますが)、製材職人、曲げ職人、金具職人、塗装職人、寄木職人、に加え、物流、運搬、林業など木材に関わるエキスパートの集合知が必要とされており、この職人・企業同士の相互コミュニケーションが容易な大川においては大きなアドバンテージと言えます。ある種、大川には日本の近代化の土壌となった「工場制手工業」の理想形がこの時点ですでに具現化されていたといえるでしょう。
▮家具はやはり実物を見るのが楽しい 展示会
カタログではサイズが記載されていますが、実際見てみると感じ方が違っていたりしますよね。
木の質感・布の肌触り・ソファ硬さや奥行は実際体感しないとわからないですよね。
普段自分達が接客を行っていますが、ここでは接客される側でしたのでとても新鮮でした。
商品の説明がとても分かりやすく、「これは接客に活かせねば」と思う1日でした。
▮家具ブランドのショールーム
展示会場より近い場所に色々なブランドのショールームがありますので視察にいきました。
カタログでしかみたことのない商品が沢山並んでいて、2日間で30~50台ソファに座り比べてみました。どのソファも良い所がありセレクトするのが難しい~です。後ほど店頭に並びますので又紹介しますね。
全国より家具屋さんが来店されているので混んでいて人気ブランドもありました。
▮工場視察
▮木材倉庫
▮テーブル天板ネジ穴あけ加工
▮テーブル天板のハギ合わせ
工場視察が一番楽しかったです。木の丸太から家具ができるまでの過程を詳しく説明してくださり「なるほど」と思う事が沢山ありました。
沢山の方が携わり家具ができるので大事に使いたいと思う事と、是非多くの方に使って頂きたい思いが強くなりました。色々と知ることが出来たので勉強になりました。
お客様ももちろんそうだと思いますが、家具はカタログを眺めるのももちろんたくさんイメージができて楽しいですが、やはりショールームなどで展示があれば実物をなるべくみたいですよね。。
色味やサイズ感、雰囲気など実物でしか感じることのできないこともたくさんあります。
みなさまも、気になる家具やメーカーさんを見つけたらぜひショールームなどに行ってみてください!新しい商品に出会えたり、内装やインテリアスタイルのヒントになることもあるかと思います。
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